お別れのとき
生きている以上、必ず来るお別れ。
誰もが、いつか、亡くなってしまうもの。 そうだと分かっていても、 やっぱり来るお別れはつらいですね。 今までずっと病気と闘ってきていたのですが、 今回は、大変厳しい状態の子がいました。 今まで、大きな山を乗り越えて、 元気に復活してきた子だから、 きっと今回も頑張ってくれる! そう信じて、 飼い主さんも、 「待ってるからね!」 と言っていたのですが、 帰らぬ子となってしまいました。 病気を抱えているから、きっとお別れがくる。 と分かっていても、 毎回、きつい状態で、何度も亡くなるかもしれない。 という場面があっても、 やっぱり実際に亡くなるということは、 つらいこと。 とてもとてもきつい状態ながらも、 本人も、飼い主さんも、 頑張っていました。 最後のとき・・・ 状態が急変し、呼吸が止まり、心臓も止まってしまいました。 一度止まってしまった心臓を動かそうとすることに、 延命ではないか? と賛否両論はあると思います。 けれど、 今まで一緒に闘ってきた飼い主さんに、 きっともう一度会いたがっているはずだ! という気持ちから、 そして、 飼い主さんも もう一度会いたい!思っているはずだ! という気持ちから、 スタッフ一同、蘇生を行い、 飼い主さんが病院に到着したときには、 呼吸・心臓ともに 回復していました。 意識もわずかながら戻り、 飼い主さんとわんちゃんは会話をかわしたように見えました。 飼い主さんにもう一度会いたかったんだ もう一度お礼が言いたかったんだ と思うのです。 お別れはつらいけれど、 飼い主さんも、悔いなく尽くしてあげれたと思うし、 その子も、飼い主さんにものすごく感謝をしていると思うのです。 お別れのその時に、 お互いがそばにいれること、 それが一番いいお別れの仕方だと思うし、 そういう理想のお別れができるように、サポートしていきたいと思っています。 いつもいつも楽しい話題をしていますが、 必ず来るお別れのことも、 やっぱり考えてほしい。 そのお別れまでに、悔いが残らないように生活してほしい。 と思うので、 書かせていただきました。
by ruoona
| 2011-02-01 23:56
| 病院に来てくれた子
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