下部尿路疾患について
ねこちゃんの男の子に多い病気のひとつに、
「下部尿路疾患(かぶにょうろしっかん)」 があります。 男の子で、 次のような症状があったら、 危険信号デス。 ・ トイレに行く回数が増えている ・ 赤いおしっこが出る ・ トイレでしっとしているのに、おしっこが出ない ・ トイレでないところで、おしっこをしてしまう ・ 陰部をよくなめている ・ おしっこをするときに、苦しそうな鳴き声を出す ねこちゃんの男の子を飼っている方で あてはまっているところがあったら、 気をつけてあげてくださいね。 さて・・・ 下部尿路疾患って、どんな病気なのでしょう??? 簡単にいうと、 おしっこの通り道「尿道」が 尿結石(石)によって、ふさがれてしまって、 おしっこが出なくなる病気です。 おしっこをしたくても、 おしっこの通り道がふさがれているから、 出せないんです。 おしっこをためておく、タンクの役割をするのが、 「膀胱(ぼうこう)」。 ずっとふさがれた状態が続くと、 タンクの役割をする「膀胱(ぼうこう)」が 満タン状態になってしまいます。 満タンが続くと、 ねこちゃんの具合は一気に悪くなるのです。 食欲が落ちたり、 元気がなくなったり、 もどしてしまったり、 ひどくなると、 意識がなくなってしまったり・・・ さて・・・ おしっこの通り道「尿道」をふさぐもの「尿結石」 結石と聞くと、 小石みたいなものを想像しますよね?? 実は、ねこちゃんの尿結石は、 砂みたいな、サラサラの細かい石なんですよ? コレ、 尿結石のねこちゃんのおしっこです。 下のほうが、うっすら白くなっているのが わかりますか??? 白いのが、尿結石なんですよ? ちょっとズームして・・・ この白い部分です!!! これを、顕微鏡でみると・・・ こ~んなふうに見えます。 結晶みたいですよね??? 尿結石は、 その子の体質や、食べ物・お水など生活環境によって できてしまうのです。 なので、 一度結石ができた子は、 石をできにくくする、 石を溶かしてくれる、 ご飯を食べなければいけないのです。 ご飯が決められてしまうことは、 ちょっとつらいことでもありますが、 また、おしっこが出なくなって、 つらい思いをするよりも、 ずっとずっと楽なことだと思います。 尿結石の子たち、 尿結石の子を持つ飼い主さま、 挫折せずに、 ご飯を続けましょうね。
by ruoona
| 2010-02-21 23:57
| 病気のこと
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